びまん性脱毛症

女性に多いびまん性脱毛症について、原因・メカニズムと対策を説明します。

びまん性脱毛症とは

女性の薄毛

びまん性脱毛症は、女性に多く見られる薄毛の症例で、髪全体のボリュームがなくなってきたり、髪が遅くなってきたり、あるいは地肌が目立つようになってきたりして自覚します。

男性の脱毛症は、前頭部や頭頂部などから徐々に進行しますが、女性のびまん性脱毛症は、髪全体が均等に薄くなっていきます。そのため、びまん性脱毛症は、男性の脱毛症に比べると、見た目では分かりにくいです。

更年期のあたりから発症する人が多く、老化の一種と考えられることが多いですが、それ以外の原因もたくさんあります。原因次第では著しく改善することがあるので、根本を突きとけていくことが大切です。

女性のびまん性脱毛症の原因とメカニズム

びまん性脱毛症、8つの主な原因

加齢

女性ホルモン「エストロゲン」は、20代後半あたりからだんだんと減少していきます。エストロゲンには髪の成長を促す役割があり、加齢によってエストロゲンが減少することでヘアサイクルが乱れ、脱毛しやすい頭皮環境になるのです。

ピル使用の急な中止

ピルを継続的に使用しているとき、女性ホルモンは増加しています。急にピルを中断すると、女性ホルモンが減少して一時的に脱毛が起こる場合があります。

睡眠不足

充分な睡眠が取れていない生活が続くと、女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。仕事や家事で夜遅くまで起きる女性が増えたことで、睡眠不足が原因のびまん性脱毛症が増えています。

ストレス

ストレスは自律神経の乱れを引き起こす原因の一つ。自律神経が乱れると、血流が悪くなると言われています。血流が悪いと髪に十分な栄養が行き渡らず、髪が細くなったり抜けやすくなったりするのです。また、髪の成長に不可欠な栄養分の亜鉛は、ストレスを感じることで多く消費されてしまうため、さらにびまん性脱毛症のリスクを高めてしまいます。

極端なダイエット

極端な食事制限やバランスが偏った食事によるダイエットを行うと、栄養不足になる可能性があります。髪の毛は、体の中でいちばん最後に栄養が届けられる部位です。そのため、栄養が不足すると髪に十分な栄養が供給されず健康な髪をつくることができません。その結果髪が抜けやすくなり、びまん性脱毛症になってしまうのです。

過度のヘアケア

過度なヘアケアによって、頭皮に刺激を与えすぎると脱毛を起こすことがあります。また、シャンプーのすすぎが不十分な場合も、頭皮トラブルから脱毛を招くことがあります。

出産

妊娠中は女性ホルモンの分泌が活発になりますが、出産が終わると分泌量が一気に減少してしまいます。そのため、出産後に抜け毛で悩む人は少なくありません。一時的に髪が抜けやすくなったり細くなったりしますが、半年ほどで改善する場合がほとんどです。しかし、中には改善せずそのまま…という人もいます。

喫煙

喫煙は、体だけでなく髪にも悪い影響を与えます。たばこを吸うと、ニコチンの作用によって血管が収縮。血管が収縮すると血流が悪くなってしまうため、髪をつくる細胞に十分な栄養を届けることができなくなってしまいます。そうすると、頭皮は健康な髪をつくれなくなり、びまん性脱毛症になってしまうことがあるのです。

メカニズム

女性のびまん性脱毛症は、多くの場合ホルモンバランスの乱れが原因です。ホルモンバランスが乱れる原因には、ストレスや栄養不足などさまざまな原因があります。女性ホルモンの分泌が減少することで、男性ホルモン優位のホルモンバランスになってしまい、びまん性脱毛症を引き起こすのです。

女性ホルモンの分泌が減少するのは、生活習慣や食生活によるものだけではありません。加齢もその原因の一つです。男性ホルモンが多くなることで、女性であっても男性と同じメカニズムで脱毛が進行してしまうのです。

女性のびまん性脱毛症への対策

上に挙げたのがびまん性脱毛症の原因ですが、加齢を除けば、これらは決して取り除くことのできない原因ではありません。

  • ピルを中止する場合には、事前に医師に相談
  • ストレスは、体を動かすなどして解消するようにしましょう。
  • 極端なダイエットは避け、栄養バランスを考慮した食事を取りながら緩やかなダイエットを心がけて。
  • 過度なヘアケアはやめて、シャンプーなど頭皮に刺激の強いものは、しっかりと洗い流すようにしましょう。

これらのことに気を付けられれば、多くのびまん性脱毛症は改善できます。しかし、改善に向けてあまり神経質になり過ぎると、それ自体がストレスとなってしまうこともあるので、気軽な気持ちで取り組んでみましょう。

びまん性脱毛症にお悩みの女性は専門のクリニックがおすすめ

日常生活での対策でなかなか改善が見られない場合は、専門にクリニックの医師に相談するのがオススメ。軽度の症状であれば、すぐに治療できる可能性があります。自分で対策しても結果が出ずにそのまま放置していると知らぬ間に症状が深刻化し、治療に長い期間費やすことになるので早めの相談は大切です。生活習慣の改善やストレスの解消なども頭皮環境の改善は図れますが、短期間の治療を目指すなら専門クリニックで相談するのが1番です。

「専門のクリニックに相談にいくのはちょっと」という方は、先に自分がびまん性脱毛症の恐れがあるかどうかを確認してみましょう。びまん性脱毛の見分け方や特徴について下記4つのポイントをまとめたので、チェックしてみてください。

抜け毛が増える

びまん性脱毛症の特徴として、日常的な生活で抜け毛の量が増えるそうです。健康的な女性の1日に抜ける髪の毛はおよそ90本と言われています。シャンプーやドライヤーの際に90本以上の髪の毛が抜ける日が続くようでしたら、びまん性脱毛症の可能性を疑いましょう。

全体的に髪の量が減る

手ぐして普段より手に引っ掛かる髪の毛が少なく感じたり、頭皮の地肌が目立ったりしてきたらびまん性脱毛症の可能性があります。1度スマホで頭頂部を撮影して確認してみましょう。髪のボリュームが減っていることは、自分ではどうしても気付きにくいです。いつも行っている美容室があれば、担当の方に薄くなっているかはっきりと教えてもらうと良いでしょう。

ハリ・コシがなくなる

髪の毛をセットしようとしても髪が寝てしまってなかなか決まらない、夕方頃になると髪がペタンコになってしまう。このように以前と比べて髪が弱くなったと感じたら、びまん性脱毛症の初期症状かもしれません。ただし、加齢によってハリやコシがなくなっている可能性もあるので、違いが分かりにくいです。

新しい髪の毛が生えにくい

髪が抜けたときに新しい毛が生えにくかったり、細くて弱い髪の毛しか生えない状態だとびまん性脱毛症の疑いがあるので要注意。髪の毛にはヘアサイクルといって、髪の毛が抜けたり生えたりする周期があります。びまん性脱毛症だとこの周期が乱れ、毛が抜ける割合が高くなるのです。

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